ミャンマー

1月から三ヶ月間、陸続きの東南アジアを回ってきました。国によってどんな違いがあるのか?とか、三ヶ月間日本を離れるということに興味が湧いてきて夏の間バイトして稼いだ金で行ってみた。
まずは何故か一番ひかれていたミャンマーで一ヶ月過ごし、そこからタイ→ラオス南部→カンボジアベトナム南部→ベトナム北部→ラオス北部→マレーシアと経由。
最初に降り立った国だけあって、ミャンマーは見るもの、いや、見なくとも全てが新鮮。
首都のヤンゴンでさえ観光地化されていないせいか、どこえいっても人は素朴で屈託の無い笑顔、治安の悪さなど微塵も感じなく、一番日本人に近い精神を感じた。しかし、食べ物は本当に合わなくて、ミャンマーでは通過儀礼とされてる食あたりも、食中毒レベルで下痢は日常、発熱、嘔吐、発疹(人生初)の洗礼を受けた。原因の殆どが屋台の油だと思う。ミャンマー料理は日本人が醤油を使う頻度以上に何にでも油を使うからベトベト。ヘルシー志向な日本人とは対極だと思う。
ホッペに塗るタナカという樹液も、帰り際には、塗ってる人のほうがベッピンさんにみえてくる感覚まで悟った。
僕にとってミャンマーは色んな意味で刺激的過ぎて、その後ほとんど写真もとらなかったので三ヶ月間の東南アジアの記録は、「ミャンマー」という題名と共にこれにて完結。
この三ヶ月で感じたこと、それは東南アジアはどこへ行っても、基本東南アジアということ、東西南北、様々な国に隣接しながら様々な風潮が薄くなったり濃くなったり。それは法律だったり地形だったり。
しかしゴミ捨てのマナーの悪さにはどこえ行っても驚かされる、大都会のクアラルンプールでさえ、裏路地に入るとゴミだらけ。表は綺麗にしているんだから分かってるのにやらないそれらは、ハリボテ気質の東南アジア特有の風潮かも。
日本を離れて感じたことは数多くあるが、全て日本に帰りたくなったということで共通してると思う。そして、帰国して食べた日本食は、全身に電気が走るのを感じるほど美味かった。寒い日のしょんべんの後のブルブルとも、いい音楽聴いた時のゾクゾクとも違う電気だった。もしかしたらそれを求めてたのかも。


                                   

Picture in ミャンマー